
作品の概要
老舗の銘菓メーカーからの広告依頼を想定し、「世代を問わず楽しめる和風カステラ」をテーマに制作した、プレゼン用の広告イラストです。
(※本作内の商品は架空のものに描き変えています)
家族がおやつにカステラを楽しむ場面を描き、温かみのある家庭の雰囲気を表現しました。
単に「家族でカステラを食べている」というだけではなく、各所に商品への愛着や親しみを感じられる小さなストーリーを含めています。
制作の経緯
本作は「実際に老舗の銘菓メーカー様へ広告を提案するなら」という想定で、企画から考えて制作した作品です。
老舗のお菓子というと、「年配の方への贈答品」「昔ながらのお土産」といったイメージに寄りやすいため、子育て世代や子どもにも「おいしそう、食べてみたい」と感じてもらえる表現を目指しました。
また、店頭ポスターや売り場などで使用されることを想定し、遠目からでも商品の存在が伝わり、近くで見ると家族の関係性や背景の物語にも気づけるよう、広告としての見せ方を意識しています。
主な工夫点
「商品」だけでなく「食べる理由」まで描く
今回特に意識したのが、商品そのものだけでなく、「なぜこの家族がこのカステラを食べているのか」まで感じられる画面づくりです。
壁に貼られた娘が描いたと思われる絵には、両親ではなく祖父母と手をつないでいる姿を入れています。さらに、帰省やお土産を連想させる荷物などをさりげなく配置し、画面を見た人が
「自宅に帰ってきてすぐの、おやつの時間かな」
「このカステラには、家族の思い出があるのかな」
と想像できるようにしました。
商品へ自然に視線が集まる構図
まず家族の楽しそうな様子に目が留まり、両親の視線、娘の視線を経て、手前のカステラへと自然に視線が流れる構成にしています。
「家族の温かさ」と「商品の魅力」を別々に見せるのではなく、一つの視線の流れの中でつなげることを意識しました。
老舗らしい安心感と、現代的な親しみやすさ
色や光は温かみのある印象にまとめています。
昔ながらのお菓子としての伝統や信頼感を残しつつ、子育て世代や子どもにも違和感なく受け入れてもらえるよう、硬すぎず、子どもっぽくなりすぎないバランスを目指しました。
また、食品広告として重要な「おいしそうに見えること」を意識し、カステラそのものが画面の中でしっかり目に入るよう、明るさや周囲とのコントラストも調整しています。
広告イラストでは、ただ人物や商品をきれいに描くだけでなく、「誰に、何を伝えたいのか」を整理し、構図・キャラクター・色・光・背景に落とし込むことが大切だと考えています。
今回のように、商品やサービスの特徴をもとにターゲットやシチュエーションを考え、「見た人にどう伝わるか」まで含めてイラストを企画・制作できますので、広告・販促用のイラストをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
