作品概要
夏休み直前の夕暮れ、公園でアイスを食べる高校生の男女。
今は仲の良いクラスメイト。男子は密かに想いを寄せており、告白すべきか迷っている——。
そんな男子の心情を、視線の動きと沈黙の時間で描いたショートアニメ作品です。
本作はSNSの投稿用として制作したもので、視聴者に甘酸っぱく切ない青春の一場面を短い時間で届けることを狙いとしています。
制作の経緯
7月中旬の投稿分であったので、「夏休み目前」というタイミングに合わせた作品として企画・制作しました。
SNSでは季節感と共感性が反応数に直結しやすいため、「誰もが一度は経験したような、あの頃のためらい」に主軸を置き、物語を構成。
セリフや大きな動きを用いず、少ない情報量でも感情が伝わるアニメを目指しました。
ビジュアルの工夫点
制作は2週間と短期間でしたが、その中でできる限りの工夫として、以下のような点を意識しました。
- キャラクターの視線とアイスを食べる小さな動作のみで、男子の戸惑いや想いを表現。
視線が女子に向かっては逸れ、また戻るという動きで、心の揺れを繊細に描写しています。 - 背景は夕暮れのオレンジトーンで統一し、季節感とともに、少年の心情にリンクするような切なさを演出。
- セリフや説明を一切排除し、間と沈黙を活かした構成に。視聴者に行間を想像してもらうことで、共感を誘う目的としています。
ショートアニメは、一瞬で世界観が伝わる点が大きな魅力であり、SNSとの親和性も非常に高い媒体です。
見る人の記憶や体験と重なるような作品をお求めの際は、ぜひお気軽にご相談ください!
